ブログはじめました。

 今日は体調的に胸が悪かったりだるかったりで、お家のことを少ししたぐらい、家からも出なかった。私の1日の充実バロメーターは外出した日を高く測定しがちなので、こういう日は総じて「なんだか何もできなかったなぁ。1日無駄に過ごしちゃったなぁ」と思ってしまう。
 だから今日は最近つけはじめた3年日記に「こんな日はなんて書いたらいいんだろう」と思って、なかなか手が伸びなかった。
 でもさっき渋々開いたページ、すっかり内容は忘れてた前日の欄。いつも1日分6行を埋めることを目標に書いていたのに、4行しか書けていない。内容はというと、その日にできたことを1つずつ挙げて「いろんなことできてる。そんなにへこむことないよ。ちょっとずつ調子良くなってくよー」と自分を励ましている。やっとのことで書いたみたいなへにゃへにゃの字で。
 昨日の私はしんどかったらしい、どうやら。今も楽ではないけど、ここまでだらだら文章を打てているから、4行震えながらしぼり出した昨日の私のほうが、きっとずっとしんどい。でもさっきまでの私は昨日の私のしんどさを忘れていた。その事実に気づいた。
 たぶん昨日のその時はその時で、わりとつらくてもうアカン状態だったと思うのだ。でも1日経ったら忘れてしまっていた。今日には今日のそれなりのしんどさがあったからなのか、人間とはそういうふうにできているのか、私がひたすら忘れっぽいだけなのか定かではないけど、忘れてしまっていた。
 昨日の私、ごめんなさい。薄情だよね。でも私、あなたに救われた。あなたが書き残してくれた4行に、あなたの苦しみを見て、それを忘れてる自分に気づいて、今のこのしんどさも明日には忘れてるんだなって、柄にもなくポジティブっぽいことを考えているよ。
 そう、きっと忘れてしまってる。それがめちゃくちゃハッピーな事が起こって憂鬱を全消しする勢いで吹き飛ばしてくれるからなのか、トラウマ級の地獄みたいな出来事が起こって体調わり~とか言ってられなくなるからなのかは、分からないけど。今は過ぎて薄れていく。たぶん忘れたくない最高にうれしい事もそうなんだろうな。昨日の私がしんどいと残しておかなければ、そんな事にも気づかなかった。
 という訳で、日記を書く私なりの意味が少し見えた気がする。ブログを始めてみることにした。できれば小さな石ころにも七転八倒しながら、その中にぽつぽつ宝石みたいにうれしいが散りばめられた私だけの記録になるといい。


ブログを書くことをすすめてくれたMちゃんに感謝します。

まゆ